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パスト ライブス/再会のqのレビュー・感想・評価

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)
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選ばなかった方の未来を想像してはどこか胸が痛むこと、それは今生きている確かな証だと思う 時差のあるスカイプを重ねていくうちにふたりは近づいてまた離れる、名前のつかない気持ちも過去を置いていけたらいいのに思うようにはならない、まさにその恋しさによって恋は続くのだなとはっとした
夫が、君は僕の知らない言葉で寝言を言うんだよ、君の中に僕が行けない場所があるみたいだとベッドで並びながら打ち明けるシーンで少し泣いた 隣にいながらもふといなくなるひとと生きることのさみしさには覚えがあって、ふたりの孤独以上に、かたことの韓国語にあらわれる彼の孤独を思って泣いてしまった それはここにいないひとを思い続けるよりかなしいことだな
以下の記事を読んで監督がライカートのファンだと知って、夫の「男らしさ」の希薄さに納得した、彼の弱さは彼の美しさだよ
https://cinemore.jp/jp/erudition/3428/article_3429_p1.html
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