パスト ライブス／再会のmのネタバレレビュー・内容・結末

監督が同い年というのをみて気になって観たのだけど、こんなに心理描写が丁寧な「名前のない関係性の終焉」をみたことなくて、淡々としてたのに最後終始にこにことして気丈な主人公が号泣したのにつられてうわーっ感情！！！ってなってよかったーーー
主人公が野心家な女性でサクサクサクセスストーリーなのも気持ちいい　全部欲しい、上昇したいって気持ちいい人だなと思う。多分昔は男女逆に描かれがちだった。主人公の旦那(ファーストカウのクッキー、つねにしょげた顔なのがチャーム)や幼馴染の方が置いていかれる寂しさや恋してる感じがある。(だからこそ1番最後の最後で感情が止まらなくなる主人公が生きる！！！！すごくロジカルな構成)あと韓国中国ニューヨークの街並み、ネオンの赤、淡い朝焼けの色に拘りを感じて匂いがしそうで観ていて居心地がよかった。もしもあの時ああしていたら、というはとても好きなテーマでした。映画と言わず物語って結局コンセプトじゃなくて丁寧な心理描写を観に行ってるんだなあと思いました。