★セリーヌソン監督によって描かれる映像美。…その一つひとつが、観る者の心を清める。
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ストーリーとしてはある程度予想がつく。起承転結もそこまで大きくない。単調といえば単調…。けれど、スクリーンから決して目をそらすことができない、観客の心を惹きつける何かが本作にはあった。
それは、映像の美しさ。これに尽きると思う。どの場面を切り取っても、心が清められるような感覚になる。街灯に照らされる夜道、緑の中で見つめ合う男女、窓の外で過ぎゆく街を眺める大人の横顔。
…これらすべてのシーンが、あまりにも美しすぎた。この監督が手がける作品は今後も追い続けたい。偉そうなことをあえて言うと、私の中の何かに呼応してくれる作品をつくってくれると期待してる。
