幼馴染の二人がお互いの道を歩み
その後再会を果たすが…
至って平凡なストーリーだが
これをアメリカでアジア系移民が主人公として描いて公開作品まで出来た事は
今だから出来たのかそれともようやくなのか
ノラとヘソン二人の心情の機微を丁寧に描いている点がこの作品を退屈にさせないです。
凡百の恋愛物と違いアーサーが邪魔者人物として描いていない所も良いです。
(あんなに良い奴に自分はなれるだろうか)
そのおかげでラストがグッと刺さります。
NYで「泣き虫」に戻ったのが逆に切ない
監督のセリーヌ・ソンはデビュー作にして
オスカーノミネートと言う事で
次作も楽しみです。