このレビューはネタバレを含みます
こんなにも基本に忠実に丁寧に作られた映画は久々でなかろうか!!
特に編集、男がNYに行くまでは
インサートを除き、印象的かつ奇を衒ったカットは極力排されている。
しかしながら後半に全振りしてますので
しっかりついてきてねと言わんばかりの溜め!これマジでやってる人少ない。
映像的語り口が非常にスマート。
(前評判で「2/3が死ぬほど退屈」と言っている人が多い印象でしたが、おそらくここに目新しさがないからか…安直だね)
そして再会パート!!!
ここから途端にワンカットの密度が急激に上がる。なんだよ!溜めすぎだよ!(意 : 最高です)
もうね、ナヨンとしては思い出は思い出のままにしときたいんですよ…
世の中の成人式とか同窓会とかで本当によく見かけるんですけどねぇ、再会からの運命でワンチャンみたいなアホ男め(今回の彼のことはそこまで嫌いではないけれど)…頼むから思い出を残念で上書きしないでくれぇ。。。
お願いつつ案の定、残念非モテムーブを重ねる。(ここ2人で歩く時、タイムラインで言うところの過去方向つまり左向きにしか並走しないのがニクい)
そして、出ました。
近年稀に見る、コテコテベタベタさいっっっつこうのライン越えシーン!!!
既にアーサーとのベッドの会話でボロ泣きして、「そういう話だったのかー!!」となっている僕はここで鳥肌、涙ぼろぼろ…
ていうか、アーサーお前が払うんかい!🙏
見送りのウーバーのタクシーから離れ、
1人、右向き(未来方向)に進むナヨン、その先にはアーサー。
韓国に帰る、男のタクシーも右向き。
お後がよろしいようで。
本当に丁寧ね!!!