このレビューはネタバレを含みます
互いにパートナーがいる状態で、初恋の相手と20年ぶりに再会する話。
一人一人のキャラの作り込み方がほんとに丁寧で、とてもよかった。題材的には既視感あるけど、ここまで嫌なキャラが出てこない作品は珍しいかも。みんないい人だから、みんな幸せになって欲しいけど、なかなかそうはいかないのがつらいところ。
最後にヒロインが泣いたのがよかった。よく男性の方が精神年齢的に幼いと聞くことがあるけど、そういう一般的な意見にとらわれることなく、最後はヒロイン自身もちゃんと悩んでいたことが泣いたシーンを通してあらわになったと思う。しかも、ちゃんと今の旦那の前で泣くのがいい。韓国人男性の前で泣いたら、それこそ一緒に韓国に行くことになるだろうから、涙を彼の目の前では出さない強さが印象に残った。
見に行った状況も相まって、映画が1.5倍くらい親身に感じられた。仕事や将来のことについて考え始めたこのタイミングで見れてよかった。