この関係も一つの世界に過ぎず、
前世は前世の関係があって、来世以降もずっと続いていく。
そこでわたしたちはどんな関係になるのか、またわからない。
わからなくていい。
時制というか、前世・今世・来世の柔らかな捉え方が、わたしたちの生き方の視野を広げてくれる。(わたしたちの人生を美しくしてくれる、みたいな運命志向的な言い方はしたくない)
ヘソンと別れて家に帰り、泣くノラ。彼女をそっと優しく抱きしめるアーサー。
ラストシーンの、アーサーの優しさが良かった。
とても嫌だったのが、バーのカウンターで3人横並びになったとき、真ん中に座ったノラが体を完全にヘソンの方に向けていたこと。アーサーは疎外される。ありえない。
アーサーの寛容さに甘えすぎだし、
ラストもアーサーに寛容であることを求めすぎ。
アーサーの不安はよくわかる。
24.04.06
ユナイテッド・シネマ浦和