人生の、もう一つの世界線を考えてしまうことってあるよね。
不毛なんだけどね。
これまでのあらゆる選択や環境によって今の自分の人生があって、その選択はいつだって正しい。今の人生にしっかり向き合いたい。
まあでも今とこれからに向き合うために清算しなければならない過去もあるよね。
ずっとこびりついたまま残ってしまってるよりも、一旦過去に向き合って、それで気持ちにケリがつけばいいなと思う。
なんか江國香織の『冷静と情熱の間』を読んだ時と同じような感情になった。
あの時と違うのは、
本人たちに共感できる自分になってしまったこと。
この歳にもなれば色々あるよね。
ヘソンの方がすごく引きずられていて「もしも」の話をたくさんしたりしていたけど、最後までナヨンは凛と(しようと)していて良かった。
最後のあのシーンは本当になんというか、手に取るように気持ちがわかりすぎてドキドキハラハラしてしまった。
そのあとの涙にはいろんな意味があるんだろうなあ。
泣いてそばにいてくれる人がいてよかったよ。