このレビューはネタバレを含みます
イニョンって考え方好きだなあ。
縁、関わり、諸行無常、輪廻転生を含んだ
ロマンチックなつながり。
ナヨンは終始
ヘソンに関することでしか泣かなかったな。
テストで負けた時、
移住してヘソンと離れた後、
ヘソンと別れた時。
心が掻き乱される相手はヘソンだけ。
このどうしようもない事実を
納得できなくても理解しようと
してくれるアーサーがよかった。
バーでも2人の時間を大切にしてくれて
最後も泣いているナヨンを
抱きしめてくれるなんて🥹
どうしてアーサーとヘソンを
会わせたのかわからなかったけど
アーサーは受け身ぽかったので
ヘソンが希望したのかな。
ヘソンはアーサーを見て
完全にナヨンへの想いを
吹っ切ろうとしたのかも。
それとも悪い夫なら
駆け落ちしようとしたのかも？
でもヘソンの性格的に
駆け落ちするタイプには見えない。
ヘソンの想いがとにかく深かったな。
ヘソンはナヨンをずっと覚えていたけど、
ナヨンは移住して
忙しなく過ごしている間に
ヘソンを忘れてしまっていたし。
お母さんとSNSチェックするときも
誰だっけ？ってなってたし。
24歳の頃は2人とも好きだったはず。
もし会っていたら付き合ってただろうな。
ヘソンにもアーサーにも
深く愛されるナヨンが羨ましい…！
野心を持って着実に結果を残す女性は
やっぱり魅力的。
最後の「来世はどんなミニョンなのか？」は
「恋人だよ」「来世では結ばれるよ」と
本当は言いたい気持ちも
ナヨンの中にはあったんだろうな。
でもヘソンを吹っ切らせるために
現世で結ばれるべき縁と
つながってもらうために
「わからない」と言った。
ヘソンから別れを告げられた後、
ナヨンが泣いた気持ちは共感できた。
ヘソンから見たら
ナヨンは勝手かもしれないけど。
家からタクシーの場所までは左から右、
ヘソンと別れて家へ帰る道は右から左に
ナヨンが歩いていたのは
時系列を表しているらしい！
過去（左）から未来（右）へ。
これも、はじめのバーの3人を
側から見つめている構成も風景も
美しく素晴らしかったなあ。
ヘソンは結局今の相手と
結婚するのかわからないけど
やっと吹っ切れて
前に進めそうな気もしたし
ナヨンにはアーサーがいてくれるから
2人とも寂しいラストに
ならなくてよかった☺️
