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Till the End of the Night(英題)
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『Till the End of the Night(英題)』に投稿された感想・評価

[トランスフォビア刑事、トランス女性と潜入捜査する] 30点

2023年ベルリン映画祭コンペ部門選出作品。クリストフ・ホーホホイスラー長編六作目。潜入捜査官ロベルトは麻薬売買に使われた闇サイトを調査するため、標的ヴィクトルの知り合いで収監中だったレニと組むことになった。ただ、どういう判断でこの二人を組ませたら上手くいくと思ったのか不思議なくらい二人の仲は悪い(マジで意味不明だったので海外評探訪してみたが、みんな分かんなかったみたいで書いてある内容がバラバラだった)。レニの方はヴィクトルの妻ニコールと仲良くなって、ロベルトにヴィクトルの運転手の仕事を貰ってくるなど、ちゃんと捜査に協力していたが、ロベルトの方は気性の激しいトランスフォビアであることを隠さず、なんなら捜査を妨害するという意味不明な行動をしていたので、一方的にロベルトが悪い。もう誰が警察なのか分からん。ロベルトがそんな奴なので真面目に捜査が進むはずもなく、何もしてないから何も進展しないという当たり前体操。そして、最終的には標的であるはずのヴィクトルに人生相談をする始末。まぁ仲良くはなれたのかな…?そして意外といいヤツで笑える。その場でロベルトは自分がゲイだと仄めかし、レニの魅力に戸惑っている旨を打ち明けるが、流石に前の展開を踏襲してなさすぎて意味不明すぎるだろ。互いに反目していたが徐々に近付いていく…という骨格しか残ってないじゃないか。しかも、それにヴィクトルは"人は何でもかんでも名前を付けただがるけど付けられないこともある"みたいなことを言わせている。名前がないから透明化されてきたことも多いのでは?性自認や性指向については殊更そう言えるのではないか?

何も"宙吊り"していないのでサスペンスですらなく、手段なのか目的なのか分からない"ヴィクトルと顔を繋ぐ"という超初歩段階で延々と時間を使っている。これはロベルトとレニ、ロベルトとヴィクトルの関係性を徐々に構築していくための時間かと思いきや、後半はもうそんな基礎固めとかどうでもいいくらい適当になる。事件の捜査もしないし、セクシャルマイノリティの扱いも適当だし、何がしたいんだ?しかも、この不快感は全く意図していないもので、寧ろ正しいことをしているという認識があるような気がする。それが一番怖いわ。もう何も良いとこなし。観るのが苦痛だった。唯一良かったのはレニ役テア・エーレの演技で、ちゃんと銀熊賞(主演俳優賞)取ってて良かったと思う。
ベルリン国際映画祭オンライン試写で拝見。クリストフ・ホーホイスラーの10年ぶりの新作は、一瞬ファスビンダーの『13回の新月のある年に』と類似したものを感じたのだが...どうも違う。ファスビンダーと異なり苦悩は表面的であり、愛を描きたいのか男たちの破滅を描きたいのかがわかりづらく、後半以降はメリハリのない演出で×。