アップリンク吉祥寺
2024年劇場鑑賞 6本目
原題は20000 Species of Bees（2万種のミツバチ）
自身の性に対して悩む8歳のアイトールと家族の物語
ココ（坊や）でもアイトールでもないルシア
葛藤する母親、自分の価値観を押し通す父親、唯一の理解者の叔母
周囲の人々
父親の強引で無理解な物言いに、おい！いつの時代？ってむかつきながら、母の「性別なんて関係ない」って一見理解してる風な言葉も向き合わず逃げてるだけで辛い。いつも一緒に過ごす兄だけは自然と受け入れているのだよね
登場人物の不完全なところも含めて作品自体にこれが正しいという押し付けがない
それは静かに考えさせられるのですが
中盤の中弛みというか眠気がやばかった
（いや、ごめんなさい、途中の記憶が..）
主演のフィア・オテロ、
美しく中性的な顔立ちで時に本当に女の子に見えたり、幼い男の子に感じてたり、車の中のエンディングシーンはぐっと大人に見えて、抱える不安や心の機微までも繊細に演じる末恐ろし8歳
ベルリン国際映画祭にて男優賞・女優賞が廃止され最優秀主演俳優賞を史上最年少の8歳にして受賞は頷くしかないです
