冒頭で武蔵が橋に刻みつける別れの言葉、子どもが河原の石に水で書く「武蔵」の二文字、終盤に和尚が般若坂の小石に書きつける「妙法蓮華経」など、エクリチュールの主題が3回提示される。
3年間城の天守閣に籠…
五部作の二作目、吉岡清十郎の登場と宝蔵院との関わり、お馴染みの人々のその後が描かれる。錦之助さんの武蔵は理知的な佇まいで、剣の力を磨くことで己の人間を高めようと誓うところから始まる。吉岡清十郎は名門…
>>続きを読む内田吐夢監督シリーズ第二作。(全五作)
「剣は念仏ではない!命だ!」
一作目終盤の修行により、精神的に大人になった宮本武蔵の武を追求するような旅が描かれる。
本作の見所はなんといっても、般若坂で…
3年間の幽閉後、武者修行へ!
武蔵(たけぞう)から宮本武蔵へ名前を改め、1000日でも待つと健気に待っていたヒロインお通を無慈悲に置いて旅立っていく。
顔つきや性格も1作目とは大違い。随分クールに…
内田吐夢×萬屋錦之介『宮本武蔵』五部作の第二作。
白鷺城を出て、浪々の身となった武蔵。
剣に生きると誓い宝蔵院へ向かうが、日観という住持に殺気を覚える。
結果的に、浪人退治に利用された形になる般若坂…
錦之介武蔵5部作の2作目。今作は槍の宝蔵院との絡みをクライマックスにしているが、今作の時点で吉岡道場も出てくる。
沢庵の教育により武芸者を目指すこととなった武蔵。その間に3年も待っていたお通さんを…