Soichiro

宮本武蔵 般若坂の決斗のSoichiroのレビュー・感想・評価

宮本武蔵 般若坂の決斗(1962年製作の映画)
4.2
2時間弱の尺で武蔵が刀を抜くのは最後の10分。そこに至る吉岡道場も宝蔵院もあえて決闘シーンを流し、焦らして焦らして最後に大爆発。用心棒、椿三十郎で殺陣に革命がもたらされた影響をもろに受けているらしく、特に椿三十郎のラスト、あれ自体は動きがピタッと止まった状態から斬り掛かって血が噴き出るという演出だったが、こちらは走りながら何人もの敵を相手にそれをやってのける。これを冒頭からずっとやられると流石に重たいし、溜めて溜めて…というのが結局良い効果を生んでいる。
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