ユナマリア

宮本武蔵 般若坂の決斗のユナマリアのレビュー・感想・評価

宮本武蔵 般若坂の決斗(1962年製作の映画)
5.0
内田吐夢監督による
宮本武蔵5部作の第2作。

本作は剣の道を進む武蔵の、
吉岡道場、宝蔵院との
戦いを中心に描いている。

姫路城に籠もってから3年が経過し、
すっかり人らしくなった武蔵。

そのまま城に勤める事も出来たが、
あえて武者修行の道を進む。

武蔵を追って旅に出たお通と
やっと合流はするものの、
修行の邪魔と思う武蔵は、
お通を置いてけぼりにしてしまう。

旅の途中、吉岡拳法の
四条道場を訪れる。

そこで絡んできた
門人たちと戦いになり、
木刀で倒し切る。

この戦いをきっかけに、
道場主の吉岡清十郎を狙うことになる…

やはりこのシリーズは面白い。

宮本武蔵と言うと、
派手な剣戟のイメージが強いが、
本作は内田吐夢監督特有の
爆発力を魅せる為、
ラスト10分の戦い以外は、
基本的に静かな展開が続く。

ただ、その静かな展開の中に、
剣とは?生きる道とは?が、
前作同様敷き詰められているところが
本当に素晴らしい作品情報だった。
ユナマリア

ユナマリア