たかちゃん

妖怪の孫のたかちゃんのレビュー・感想・評価

妖怪の孫(2023年製作の映画)
2.0
何故、安倍晋三亡き後に、本作を作り、公開するのか。どうも出し遅れたような感じがしてならない。国会は伏魔殿といわれるように、与党も野党も国会議員はみんな妖怪でしょ。
前半は安倍政権のおさらい。後半の統一教会からようやく切り込み始めたかと思ったら、中途半端なまま憲法改正問題へ。どこに焦点を当てたかったのか。
話は変わるが、安倍政権時代の数年前。「安倍晋三 CIAにいいなりの男」という映画のポスターを見た。これはおそらく、と思ったら、やはり渡辺文樹作品。まさにタイムリーな公開時期ではないか。しかしポスターを見たのはその時だけ。結局見逃してしまった。公会堂でしか自主上映できない作品の危うさに魅かれた。
『妖怪の孫』は、情報量こそ豊富だが、戦犯だの安保だの、今更の情報とアーカイブの切り取りで信ぴょう性に疑問のある個所もあった。むしろ前半はカットして、後半の統一教会と憲法問題に絞るべきだったのではないか。結局小生の自民党支持は揺るがなかった。
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