Amazonプライムで(100円)レンタルして、観ました。
安倍晋三にまつわるドキュメンタリーです。
本作を撮った内山雄人監督の前作『パンケーキを毒見する』も佳作ですが、「あれ」以上です。
安倍晋三という人間が如何に異様であったか。安倍政権というものが如何に異常であったか。これを観ると、よーくわかります。
「異様であった」「異常であった」と過去形で書きましたが、白井聡さんや内田樹さんが言うように、今も安倍政治は連綿と続いているんですよね。「ドン」はあのような形でこの世を去りましたが、何も終わっていない。ずーっと続いている。
早く終わらせた方がいいんじゃないでしょうか。この異様と異常を。
ちなみに最後にもうひとつ付け加えるなら、自民党の憲法草案。異常の極みです。反知性主義の極致です。こんなもんが通ったら、本当に世界から嗤われ(蔑まれ)ますよ、この国が。後半の小林節先生の語りだけでも多くの人に聴いてほしいです。
本作のラストには、内山監督が自身の煩悶を吐露しています……。
拝啓 内山監督。
僕には子供がいませんが、監督と同じ危惧を僕は抱いていますよ。ここから50年以上生きる(だろう)若者や今から100年生きる(だろう)赤ちゃんにとって、
「こんな国、こんな政治、まったくもって駄目すぎるやろ？」
って思ってます。
