勝沼悠

妖怪の孫の勝沼悠のレビュー・感想・評価

妖怪の孫(2023年製作の映画)
1.5
 安倍晋三暗殺後に改めて安倍政権の問題点を追う。

 内容は特に問題はないと思う。しかし、この映画のメッセージがこの内容の様なことを知らない人に届くだろうか? この映画は届けたいと言っている相手と実際に誰に向けてつくってるかが激しく乖離していると思う。
 ラストに「これでいいのかな?」と台詞が突然入り、上記の点への気づきが語られるのかと思ったら、「捕まったりしないですかね?」って台詞が流れてきてズッコケてしまった。
 確かに安倍晋三は妖怪だったと思う。日本を親安倍と反安倍に引き裂いた。しかもどちらの人も自分が正しく相手がおかしいと思って疑わない。これはすごい妖術だ。
 この映画を見て、改めてそのことに気づかされた。 
勝沼悠

勝沼悠