クリーム

イーグル・スクワッドのクリームのレビュー・感想・評価

イーグル・スクワッド(2022年製作の映画)
3.5
短いのでサクッと観れるが、中々の内容なのに惹き付けられるモノは無かった。
ゲリラのスパイが政府軍の徴兵で知り合った仲間とふれあう事で考え方が変わってゆくストーリー。淡々と続くので、退屈してしまう。コロンビアでは、内戦は現在も続き、18歳て徴兵されます。

主要なゲリラ組織との和平が実現したものの、まだ複数残るゲリラ組織の攻撃が続くコロンビア。パンクスのセバスと、平等な社会を夢みて闘うアンドレスは軍に徴兵された。厳しい訓練を通じてたくましく成長し、2人は友情を深めて行くのだが…。



ネタバレ↓



アンドレスはゲリラのスパイで、上官から得た情報を、ゲリラ内にいる兄エルキンに流していた。ある日、セバスの恋人で政治家の娘のスサーナがゲリラに誘拐された。スサーナを救出する為、セバス達小隊と特殊部隊は、ゲリラが潜伏するジャングルへ出動するのだが、アンドレスは情報を流していた。
ゲリラ側が攻撃をしてきたので、戦いは激化し、ゲリラ側の少女兵が殺され、仲間が撃たれ死んでいくのを見たアンドレスは良心の呵責に耐え兼ね、自殺しようとする。この時の仲間の怪我は、かなり生々しく血だらけでした。自殺を止めたセバスに自分がゲリラであると告白した彼は、ゲリラの野営地へ仲間を案内した。ゲリラに捕まったアンドレスは、処刑されそうになる。 そのとき政府が空から攻撃して来て、ゲリラは全滅した。最後にセバスと市長の娘、アンドレスと彼の子供をジャングルで拘束されながら産んだ彼女とその赤ん坊は助かった。

アンドレスはゲリラの中に家族がいて、ゲリラの正当性を信じて生きて来たが、政府軍に入り、皆と関わるうちに間違いに気付きました。ゲリラは憎むべき存在だけど、ゲリラだけを責められないコロンビアの現状が少しだけ見えました。地味に淡々と進むストーリーにリアリティを感じるが、4人だけ助かり、取って付けた様なラストは残念でした。
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