おさる

劇場版 ヤジと民主主義のおさるのレビュー・感想・評価

劇場版 ヤジと民主主義(2023年製作の映画)
4.2
見たいと思っていた映画でした。
帰省にも飽きてきて,映画でも見ようかなと思ったところに,さすがシアターキノ。

声をあげる方法と教員は声を上げることをどう伝えるか
この2つですね。
大杉さんと桃井さんが大勢の前であのように批判する声を上げることは相当な勇気がいることであり,並大抵のことではないことだと思います。
それだけに誰もができることではないと考えたときに誰もが違うことを違うと表明するいい方法はなんだろうかと考えた。
学校も今回のフィールドのように多くの子どもを効率よく?育てるために,静かにさせたり,余計なことをさせないようにとあらゆる方法を用いて規制する。そのため,本作品のようにNOと声を上げるような資質が中々育たないという側面がある。
生徒にNOと言われないことは教員としての力も育たない。たとえ間違っていることを教えていたとしても反応がないのだから。
それは生徒にとっても教員にとってもいいことではない。

これらに対して考えはないのだが,ここに解を見出さないと民主主義を造り上げることはできないと思いました。
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