MasterYu

サウンド・オブ・サイレンスのMasterYuのレビュー・感想・評価

2.4
ニューヨークで恋人セバと暮らすエマは歌手を目指しているが、オーディションは落選続き。
そんな中、父親が入院したとの一報を受け、セバと共にイタリアに戻るエマ。
父親は集中治療室で面会謝絶。母親が言うには、突然父親が襲ってきたらしい。
エマは母親の忠告を無視して、実家に泊まることにするのだが、父親の隠し部屋に置いてあった古いラジオの音に反応して何かの気配を感じるのだが・・・。

イタリア発ホラー。
音を出したらヤバい系。
古いラジオを直したことで、音を出すと霊が見えるという条件。
でもまったく怖くない。

思わせぶりなカメラワークはとてもオーソドックス。
ラジオのオンオフの繰り返しは、ダルマさんが転んだ状態で笑えます。
屋内が暗すぎて泣ける。
何人もの脚本家がアイディアを出しあったんでしょうけど、まとまりが悪いという印象。
後半は下手にテーマを出してきてズルッズル。怖さの濃度も薄れまくり。
従軍兵士のPTSDをそのまま悪にしちゃ可哀想。
ハッピーエンド後、お決まりの呪いが続くという展開かと思いきや、まったく別の怪異現象を見せたのは、シリーズとしてやりたいという布石でしょうか?
でも次作れるの?という感じの作品ではありましたが・・・。

パンフ販売なし。
MasterYu

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