ビンさん

サウンド・オブ・サイレンスのビンさんのレビュー・感想・評価

2.0
なんでも本作の監督は、3名から成るユニットだそうで。
アメリカのホラー映画祭で短編作品を出品。
公式サイトでは、肝心の出品した結果は微妙にオミットされている(笑)けれど、ま、そういう経緯があったユニットの長編デビューが本作。
公式サイトには2023年製作とあるが、エンドロールには2022年となっていた。

アメリカで暮らすエマ。
歌手志望だがオーディションに落ちて、傷心のまま故郷のイタリアへ帰る。
その実家では父が母に暴行した、ってんで、父は病院に入院中という事態に。
エマは父の部屋から、一台の古いラジオを見つけるが・・・。

この古いラジオスイッチを入れて、音が出ると恐ろしい人物?が登場し、エマを襲ってくるのだ。
スイッチ入れると姿を現す。
スイッチ切ると姿を消す。
恐かったらスイッチ入れなきゃいいのに、これを繰り返すわけだ・・・。

という、恐怖の「坊さんが屁をこいた」映画(笑)

いや、これって以前に、明かりを消すと幽霊が現れる、って映画あったよね。
それの音バージョンなわけで、特に斬新ってわけでもない。
しかも、その出現する恐ろしい人物がいったい何なのか、答えがないんだな。

さらに、エピローグがめっちゃ長い、というか、別の映画が始まったんじゃないの? と錯覚してしまうほどに・・・長い。
このあたりまで来ると、恐怖よりも失笑が勝ってしまう。

正直、このユニットの3人には、あまりセンスが感じられなかったなぁ。
そういう意味で、「怖いもの見たさ」な方は、体験してみるのもいいかも。

責任取りませんけどね(笑)
ビンさん

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