韓国で大手企業に就職するには有名大学を出ていなければならないけど、公務員試験に受かればそこそこ明るい未来が開けるのかな。製薬会社の営業で医師におべっかを使うジュノだけど営業の仕事が向いていた気がした。アヨンがなぜジュノの公務員挑戦に固執したのかは、もしかして自分は嘱望される美術の道を諦めてまでジュノを応援しているんだからジュノにはそれなりの仕事に就いてもらわなけらばならないという思いが強かったのかな。ジュノが自分の思いで就職していたら、もっと違った二人になっていたかもね。それぞれスマホから連絡先を削除したり、SNSのフォローを止めたり、今時の人たちはいろいろ儀式が必要なんですね。描くのをやめていた絵で再び目が出て個展まで開けたというのはアヨンの才能だったのでしょうからやっぱり埋もれさせてはいけなかったんだと思う。それを知っていたのはジュノだったんじゃないかな。才能を開花させたアヨンの傍に居たかったのかもしれないけど、自分がいればそうはならないことも知っていたのかもしれない。ああ男女の仲は面倒くさいなあ。というか、こういったこじらせ恋愛関係の後始末のつけ方って結構難しい気がするけど、まあハッピーエンドでほっとした。最悪二人とも社会からドロップアウトしてしまうことだってあり得そうだもんなあ。
