蔵なもし

顔のない天使の蔵なもしのレビュー・感想・評価

顔のない天使(1993年製作の映画)
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公開当時話題になっていた覚えがありますが、これまで鑑賞の機会はありませんでした。
メル・ギブソン初監督作品なんですね⁉︎
パッションなど話題作を作った監督ですが、最近はどうなんでしょう。

家庭環境にやや難があり、心が不安定な少年と、地元では化物と怖れられる顔の半分に火傷の痕が残る男性。
少年は早く家から出たくて陸軍士官学校を目指すが、テストはかんばしくない。
火傷の男性がかつて教師だったことを知った少年は、男性に家庭教師になってもらおうとおもむくが……。

少年と男性の心の繋がりや友情を描いた作品ですが、まず少年に強いストレスに晒されると放心状態となってしまう癖(?)があり、これはうつ症状かと思われるのですが、学校に入るにネックとなるこの症状のケアみたいな部分がなかったのが、やや消化不良に感じました。

少年役のニック・スタールは笑顔が可愛らしく表情豊かでとてもよかったのですが、その後、ターミネーター3でおサルさんみたくなってしまうのを知っていると、ちょっと……。

でもラストはあっさりめで後味スッキリ。