子供が主人公のヒューマンドラマの中ではこの映画が一番好きかもしれない。
この映画は見てくれや周囲の偏見、周囲の声に惑わされずに自分の頭で考えることの重要さと勇気を説いている。
「やってないって言ってよ!」ってセリフからそれまであまり感情を露わにしてこなかった顔のない男が主人公に怒る流れは名シーンだと思う。
これは少年視点だけではなく視聴者にも自分の頭で考えることを同時に説いていて上手い描写だ。
ここで我々視聴者も少年同様にあの男の過去の事件についても真実を初めて考えることになる。周りの雑音に流されることなく。
そしてメインテーマの音楽も実に良い。素晴らしい映画。