唯

顔のない天使の唯のレビュー・感想・評価

顔のない天使(1993年製作の映画)
1.5
悪意の描き方が短絡的過ぎてむかむかする為、田舎街の貧困を取り上げた社会派作品なのだと思い込んで乗り切ろうと努めてみる。
大人達も皆中学生のまま止まっているかの様で、あまりに愚かな住人達(大人があんなにあからさまに好奇の目でじろじろ見ないだろ)。
良識ある人間が一人も出て来ない。
彼らは、人を傷付けることでしか己を保てないのだ。
自分のことしか考えられないゆとりの無さは、やはり貧困の問題に直結する。
大人は子どもの心を汲み取るべき存在であるのに、大人になり切れない彼らにはそれが出来ない。

映画の好みの把握はつくづく大切だと痛感。
何故「天使」なのかが結局謎。
唯