このレビューはネタバレを含みます
親から捨てられたも同然の精一杯生きるのに必死なミソと、ミソが自由に見え憧れながら親の望む通りに生きるハウン。幼少期から大人になるまでを通しての絆を済州島とソウル、釜山を舞台に描く。釜山での出来事は、事前に計画して相談していれば免れたのでは、、と思ったりもしながら、そういう価値観の合わなさが浮き彫りになることってあるなと思わせる描写が上手い。女2に男1のトリュフォーや岩井俊二味の映画的なバランスもよく活かされていて好きだった。ピョン・ウソクはイケメンでなければ許されないくらいにはなかなかひどいキャラでこれまた良かった。