せっ

ソウルメイトのせっのネタバレレビュー・内容・結末

ソウルメイト(2023年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます


小学校から大親友のミソとハウンが、違う道を歩みながらも変わらぬ絆を持ち続ける2人の人生を描いた話。

お互いの嫌いなものをお互いが食べて補い合うように、2人で1つなミソとハウン。芸術的センスは無いけど絵がめっちゃ上手いハウンと絵は下手(別に抽象絵画なら良いと思ったけど)だけどセンスはあるハウン。一方が夢を追えば、一方は普通に働くことを選び、絶妙に噛み合っていかない2人。

最初から素直に人生も芸術活動も2人で歩むことが出来ればなぁ。死んでしまってから、本当の意味で2人が一緒に人生を歩む"ソウルメイト"になるのが悲しい。

ミソが済州島を出てから久しぶりに再開し旅行に行ったけど価値観の違いで仲違いしちゃうシーン、実家暮らしでぬくぬく育ってるあんたは良いよねみたいに思っちゃうミソの気持ち、めっちゃ共感した。どれだけ仲良くても、上京してるしてないの溝は少なからずある気がするんよな。

今年自分も27歳になったばっかりだったので、自分には誰かに託したい夢もなければもっとやってみたいこともなくて27年間何をしてきたんだと思ったけど、人生を託しても良いと思える託されたいと思う友達の1人や2人はいて、それだけでも27年の結晶だと思えた。
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