グリパス

ソウルメイトのグリパスのネタバレレビュー・内容・結末

ソウルメイト(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

長い間時を共にしてるからお互いを愛し合うこともあれば憎み合うこともあるお互いの変化に戸惑うこともあるそんな関係性を全て描いたのがこの映画だっと思う
自分のことが描かれた絵をきっかけに親友との記憶を遡る形式で物語が進んでいった何にも縛られず自由に生きているアンミソと親に言われた通りに堅実に生きていたコハウンはお互いそんな正反対な生き方をしていたがお互いが恋愛など変化によってそれが変わっていく様が見事だった
自由に生きていたアンミソはやがて夢を追いソウルに行ったが現実を知り自由を奪われ何かと縛られる生活を送っている反面コハウンは堅実に生きたからこその今まで押さえていた絵への渇望が段々と蘇っていくこの2人の人生はお互いが成長するにつれて逆を行くような構成になってるのがすごく面白かった
最後実はコハウンは出産で死んでおり自分のことを絵にしている途中を親友であるアンミソが最後まで描きそれを世界に届ける展開はお互いが絵を夢見ていたのでその2人が合作として夢を叶えたと思うとエモくて涙が出た
すごく心温まる訳じゃないけどこの作品は2人の深い愛の物語でそこには衝突や嫌なこと、嬉しいことがたくさん経験したからこその絵の説得力があったから良き
でも若干過去と現実の境目がわからなくなるところとコハウンの最後はどれが本当なのかがよくわからないような構成になってるのは残念だった
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