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ソウルメイトのSSのネタバレレビュー・内容・結末

ソウルメイト(2023年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

「私よりあんたを愛してる人なんてこの世にいない!!」(意訳)って泣きながら怒れるほどの親友、そうやって泣きながら怒ってくれる親友。
羨ましすぎる。

ミソとハウンが本当に、輝く太陽とその影という役割をくるくると代わりばんこに担ってて、タイトルにも合点がいった。
どっちが絵を勧めて、どっちがその道に進むか
どっちが産んだ子で、どっちが母親になったか
どっちが27歳で死にたがって、最終的にどっちがそうなったか
どっちが自由でいたいと願って、最終的にどっちがその方向に舵を切ったか
そしてそういうストーリーの中で生きられるように、秘密を守ったのはどっちか

ミソの裏がハウンで、ハウンの裏がミソって感じがずっとしてた。

だから結婚式の時、そこにミソはいないのに「笑って〜」であんな顔するしかなかったんだろうなあ。
(カメラマンとかのセリフは多分웃어주세요(ウソジュセヨ)とかだったけど、ミソ(미소=微笑)の想起は不可避)

女性の友情らしい繊細さ、感情の揺れ動きとか、お互いに避け始めちゃう感じとか、とても綺麗に描かれてるなあって。
他の人のレビューに書かれててハッとしたけど、これはもしかして女性の友情ならではなのかなあ。
男性間の友情でも微妙な空気感からの避け始めとかあったりするのかな。
いずれにせよ、そういう経験の有無で結構刺さり具合変わる気がした。

ちょっと「??」ってなるところもあったけど、映像、役者さん含め総合すると私は好きな作品だった。
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