碧

ソウルメイトの碧のレビュー・感想・評価

ソウルメイト(2023年製作の映画)
4.6
互いの立場交差することで、より深くようやく互いを知ることができていて、感動した。

ミソの立場に共感しっぱなしで、ハウンが羨ましい気持ちがずっとあるけど、絵を描き続けたい、その道しか選びたくないのに結局上手くできない。
相手を傷付けて、全部自分のせいに思えて、楽しかったあの日々の自分すら遠くに追いやるしかなかったミソがトイレで泣いている場面で座席で一体になっている自分がいた。

ミソ寄りの人生観だったから、ずっとハウンのような生き方の苦悩が分からなかった。
自分が消えていくような恐怖、多くのものを我慢しながらもレールに乗った幸せを幸せだけれど幸せじゃなくも感じる違和感、理解はできていないけど感じることができた。
ちゃんとしたホテル、レストランにいて美人に成長して素敵な結婚を得て、日々生活の不安なく暮らす人がどんな苦悩を持っているか、冗談でなく伝わった。
分からなかったものが、同じくらい別のところで苦しんでいるって思えた。

とはいえ、最高の友人で2人の思い出、思い合い、笑顔や呼吸するようなやりとりどれもキラッキラに輝いていてそれが良かった。

ちゃんと感想を書きたかったのに期間が空いてしまったから、うまく書けなかった。

すごく好きな映画になった。
碧