トールキン

ソウルメイトのトールキンのレビュー・感想・評価

ソウルメイト(2023年製作の映画)
4.1
女性同士の友情ものの感動ストーリーだと思ってたけどそんな単純なものじゃなく、それ以上に色々感じさせてくれた作品でした。ただ、個人的には若干の消化不良でモヤモヤする点もいくつかあった。それでも最後の最後に伏線回収のようなものを感じられて予想外過ぎて涙腺が緩くなりました。

単純に仲の良い親友同士で友情という絆で結ばれているとか、この2人の関係性はそんな次元じゃないんだろうな。子どもの頃から親友同士でも大人になるにつれて何かのきっかけでその関係性も薄れていったりすることもある。普通あんな目に遭ったり、あんなことされたりしたら絶交するんじゃないの?なんて野暮なこと思ったりしたけれど、現実じゃこの2人のような関係ってなかなか築けないよね。時には喜び合い、時には傷つき傷つけ合いながら、それでも尊くて切なくて愛おしいような、言葉では表現仕切れないような、2人だけにしか分からない2人だけの関係性。良い部分も悪い部分も等身大の全てを互いに受け入れて、切っても切り離せないような、互いにとってなくてはならない存在。それはこれまでもそしてこれからもずっと永遠に。正に「ソウルメイト」とはよく言ったものだ。

まだまだ感想良い足りないくらいだけどこれ以上上手いこと咀嚼して感想を挙げれないけどとにかくグッとくるものがあった。女性視点だと男性よりも共感出来るものがあるのかな。女性のお客さんで何人か泣いてる方いらっしゃったので。だとしても総合的には良作でした。

ハウンとミソ、2人ともめちゃくちゃ輝いていてとても可愛くて魅力的でした。
余談だけど、ハウン役のチョン・ソニはドラマ「寄生獣 ザ・グレイ」の主人公みたいだから俄然楽しみ。
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