モジャコジ

書かれた顔 4Kレストア版のモジャコジのレビュー・感想・評価

4.8
シュミットの美しさへの確信は静止画で決まる。そこに静的欲望が滾ってる。
坂東玉三郎のお化粧カットの繋ぎがとにかく凄い。
そこへもちろんインタビューが掛かってくる。

『ラ・パロマ』とは異なる“所作”を捉えなくてはならないカメラの迫り方、レナート・ベルタ撮影作品を手当たり次第観たいところ。

頭と終わりのアングルの違いもシュミット節が炸裂しており、凄すぎる。見せるとはつまりこのようにである、と言わんばかりの。
鷺娘の美しさはあのくどいとも取れる反復、はぁ、もう一回観たいですね……

しかし大野一雄はずば抜けてヤバい。
感極まって泣いてしまった。
泣かずに観たいです。
次回、乞うご期待!
モジャコジ

モジャコジ