「ユートピア」だと信じ込まされていた北朝鮮を去り、中国へ渡ったロ一家が韓国のキム牧師の協力を得て脱北するまでを追ったドキュメンタリー。
2時間、緊張しっぱなしでほとんど身動き取れず、手足が痺れてしまった。
それほどにすごい映像だった。
韓国との境界には無数の地雷があるため脱北を試みる者は中国との国境を越えるしかない。
しかし無事中国に渡れたとしても中国当局に見つかれば北朝鮮に強制送還されてしまう。強制送還されたら最後、収容所での死より恐ろしい拷問が待ち受けている。
そんな中、当局の目をかいくぐりベトナムのジャングルを超えてラオスに入り、メコン川を渡ってタイまで行かなければ自由にはなれない。
幼い子2人と80歳のお婆さんを連れたロ一家の途方もない過酷な道程に、キム牧師がほとんど付き添う。
お婆さんが初めての海外であるベトナムを目にして発した言葉が忘れられない。
「私たちももっと働いてこの国みたいに発展しなければ。」
北朝鮮が貧しいのは自分たちの頑張りが足りないせいだと。
金正恩総書記は若いのに一生懸命やってくださっているんだと。
今もトイレは汲み取り式、
道端では人が餓死し、
米国人は皆人殺しで、
他国は自国より酷いと教わる
まるで100年も時が止まっているかのような、文明や人権とは縁遠い国が、実際にそこにある。
ロシアやイスラエルもヤバいけど、
それとは桁違いのヤバさだった。
そして、知るべき事実だった。
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𓅸𓄂
#キム牧師の奥さんのエピソードも印象的
#脱北者である奥さんがキム牧師に惹かれたのは
#金正日みたいにお腹が出てたからなんだと
#太った人なんて北朝鮮にはいないんだと
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