森本

マリウポリの20日間/実録 マリウポリの20日間の森本のレビュー・感想・評価

4.0
「戦争はレントゲンのようだ。戦争によって良い人間はより良く、悪い人間はより悪く見透かす。」と、戦争が起こってからディスカウントストアに押し入る映像を背景に、医者の言葉を撮影者が語る。

片足が欠損して運ばれてくる女性、瓦礫に足が挟まれて動けない男児、黄色くなった胎児の遺体、大量の遺体を埋める病院関係者、家族が亡くなり泣き叫ぶ人、怪我をして空虚を見つめながら担架に乗る男性…
とにかく全ての起こる出来事全てに憤りを感じる。作品的な戦争しか知らなかった自分にとって、ショッキングで、自分が出来る最大限戦争反対をしなければならないと感じた。

アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を獲得した事はとても意味のある事であると思った。

全編英語だが、簡単な英語が分かれば理解できました。
森本

森本