エンガワ

マリウポリの20日間/実録 マリウポリの20日間のエンガワのレビュー・感想・評価

5.0
若い世代の私たちは特に戦争のことだったり地球環境のこととか、社会を良くしようとか、そういうことを発信したら、意識高いねーとかそういうので片付けられてしまいがちな気がするし、自分のことじゃないからどうでもいい、選挙は忙しいから行かないっていうのに繋がってる?行かないのがもはや普通になってる?本当のことは知らないけども… ウクライナのことに関しては、最初はすごいことになってるとだけ漠然と理解してて、ニュースでまたか、と思ってた自分もいて、すごい他人事で。今も必死に逃げている人たちのことをしょっちゅう考えられてるわけじゃないし、何かしてるわけでもない、でもこの映画を見てからふとした時にあの赤ちゃんの包まった姿が思い出すようになった
ゲームや映画の世界ではわかるわけがなかった、実際の戦車が銃砲をこちらに向ける比にならないほどの怖さが、死が迫る近くで鳴り続く空爆の音が

パンフレットの『ウクライナでのことは私たちの日常の延長線上にある。友人と飲みに行ったり、遊びに行ったり、生活したりすることの、』という言葉がすごく印象に残った。

それは演技だと言われて、その見方を信じる人たちがいる。実際にあの映像の背景を見たら彼女たちの姿を、起きていることをみればフェイクなんてよく簡単に言えたもんだと
でも自分たちがそっち側にいてその情報を信じてることもあり得るかもしれない…だから無関心、受け身はとても怖いことだと
ずっと何もしなくても自分たちは平和の中でのんびりとこれからも生きていけるかもしれないけど、ラッキーだとか、そうじゃだめで、そうじゃなくて

人が兵器や武器を開発して人を攻撃して苦しめてるのが本当に永遠にずっと腑に落ちない
世界の争い、パレスチナ問題、内戦、複雑で簡単に解決できないのは分かるけど、戦争の現地を見て、これはおかしいでしょ…

記者の映像資料がいかに大切な情報源かということも知った
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