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マリウポリの20日間/実録 マリウポリの20日間のandardのレビュー・感想・評価

5.0
ロシア軍に包囲されたウクライナの街に残されたジャーナリストか侵攻初日から20日目までに起きたこと撮影した映像をもとにしたドキュメント。

悲惨な出来事を記録した唯一無二の貴重な記録。
もしこのジャーナリストが殺されていたら、映像データがロシア側に奪われていたら、という想像をすればその貴重さがわかる。

遺体も沢山出てくるし精神的に辛いので、多少の覚悟が必要。ただ、辛いものでなければならないとも思う。

悲惨な状況でも諦めずに出来る限りのことをする医療従事者を心から尊敬する。
ジャーナリストにも。

このタイプの映画がトーホーシネマズで上映されるのが意外だった。

ウクライナでは今も戦闘が続いている。
マリウポリはロシア側に占領されている。
「ドンバス」という映画を見たので、ロシアが占領した地域でどのように振る舞うのかも想像が出来る。

「娘は戦場で生まれた」を見たので、シリアでも民間人がいる病院が攻撃されたことも知っている。
見てはいないけど、ガザ地区で悲惨なことが起きていることも私は知っている。

そして、次の日も映画を見るのでした。
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