七海光一

マリウポリの20日間/実録 マリウポリの20日間の七海光一のレビュー・感想・評価

4.0
正直言うと、この映画を観てもなお、ロシアとウクライナの戦争について何処か他人事な自分がいる。それは楽観的に考えているからと言うよりは、目の前で街が破壊されたり子供が惨殺されるという事が自分にとって受け入れ難く、また自分の想像の範疇を越える出来事だからだ。しかし、この映画で流された映像は全て紛れもなく事実である。自分に出来る事などたかが知れてるが、取り敢えず自分の頭蓋骨が熱くなるまで悲惨な現実を染み込ませて、ただただ平和を願うばかり。「戦争をはじめた奴は皆くたばっちまえばいい」←このセリフが全て。