ヴレア

虎の尾を踏む男達のヴレアのレビュー・感想・評価

虎の尾を踏む男達(1945年製作の映画)
3.8
弁慶と義経一行が“虎の尾を踏む“が如く関所を突破しようとする場面を演劇みたいな演出で持って描いた作品である。
弁慶の滑舌が悪すぎて終始何言ってるか分からなかったりという不満はあれど、喜劇王?ことエノケンの軽妙な演技が面白く見入ってしまう小品である。
また、クライマックスの弁慶の一喝により関所の役人が一斉に後退りするシーンはまるで「TENET」における逆行と順行が入り乱れるシーンを想起させるほどのインパクトであった。
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