まるのすけ

ゴッドランド/GODLANDのまるのすけのレビュー・感想・評価

ゴッドランド/GODLAND(2022年製作の映画)
4.7
デンマーク人の若い牧師ルーカスが主人公。布教のため植民地のアイスランドへ行き、冬が来るまでに辺境の村に教会を建てるよう司教から言い渡される。随行するのは一人の通訳者とデンマーク語を話さない数人のアイスランド人労働者。リーダー格のラグナルは無愛想な老人で、ルーカスに冷ややかな目を向ける。

旅はルーカスの想像よりも厳しく、途中増水した川に直面する。一旦引き返すべきとのラグナルの助言を退け強引に川を渡ろうとするが、アクシデントにより通訳者が溺れ死んでしまう。

孤立したルーカスは旅のあまりの過酷さに心身を消耗。不眠症になり、故郷に帰りたいと神に祈る。疲れ切っているせいで意識を失い、馬から転落し瀕死の状態で目的地に辿り着く。


なんとなく見る前は困難な旅をする映画だと思っていたけれど、目的地に到着してからも結構長かった。二部制らしい。

兎にも角にもアイスランドの自然が素晴らしい。寒々とした過酷な土地は、スクリーン越しに見ると物凄く魅力的で恍惚とした。