「ほとんどの人はこの作品を忘れるだろう、けれども主人公たちにとっては重要なこと出来事である」という最後のナレーションが素敵。
酔った勢いで電車を盗み、真夜中から翌日の夕方まで「返したいけど返せない」…
メキシコ時代のブニュエル映画。
メキシコでポピュラーだった「下町劇」というジャンルのコメディだそうな。確かに品があるとは言えない喋り方に、ブルジョワを批判するような少しの展開、インフレに苦しむ大衆…
このレビューはネタバレを含みます
シュルレアリストの画家の一点の絵全体が、シュルレアリスト的である必要は全く必要がない。論理的にそこにあるはずのない小さな細部があれば、それで充分なのだ――ルイス・ブニュエル
ブニュエル監督による「…
シュルレアリスム映画の巨匠だけあって「意味不明だが面白い」という気分にさせてくれる最高の電車コメディー。🚃
夢と現実が交錯する摩訶不思議な構成に加え、くせ者揃いのキャラクターや随所にあるブラック・…
なかなか面白い世俗的コメディ。運営のいいかげんさもこの時代の大らかさそのもの。盗んだ廃車予定の市電で走り出す酔っ払った二人の運命やいかに!(乗客も勝手に乗ってくるよ)台詞なしの遠景ショットでユーモア…
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