おかみにゃん

ロ・ギワンのおかみにゃんのレビュー・感想・評価

ロ・ギワン(2024年製作の映画)
3.0
3/3
 喧嘩の仲裁をしたことで脱北さぜるをえなくなり、中国に潜伏中のロ・ギワンは、さらにベルギーへと逃れ難民申請をする。けれども身分証明ができず認定されないまま、職も食もなく苦しい環境に耐えている。一方韓国人で射撃選手だったマリは、母の死をきっかけに父親との確執が生じ、自堕落な生活で生きる意味を失っている。

三分の二くらまでは、重く苦しく辛いロ・ギワンの心情が、観てる側まで心苦しくさせる深い内容だったのだけと、マリとコーチの関係性など省略されすぎていて、マリの心の闇が伝わってこず、その後の展開に説得力がない。残り三分の一くらいからストーリーの繋ぎが急に雑になったような感じで残念。

でもソン・ジュンギの重く繊細な演技は観る価値はあった。