『zoom』や『ダッシュカム』(未見ですが)のロブ・サヴェッジ監督が、超王道のホラー映画を手堅く作ってきたなという印象。
それが「ブギーマン」というね。何を中身にしても良い、いわばメタファーの「入れ物」として機能する題材を選んできた。
で、そのメタファーの中身も、めちゃめちゃ王道でわかりやすく、特に捻りはない。
ただ暗闇に潜む異形の恐ろしさだったり、心理的にダメージを負わせてくるような展開、テーマ回収流れが凄く丁寧なので、「一流の」ホラー映画として楽しむことができる。
ただ監督のこれまでの作風的に、もう一捻りツイストを期待してしまった。あくまで原作スティーブン・キングへのリスペクトということなのかもしれない。