2024年11本目。
Filmarks試写にて。
「カンダハル」が見習うべき作品です。
米軍曹長とアフガン人通訳の関係を描いたガイ・リッチーらしさを抑えたシリアスな作品。
命の恩人を助けに行くのではなく、助けられたことによって生じた苦悩から解き放たれるために動くという一種のPTSDからの克服を描いていて興味深かった。
本当に普通の人でも米国ビザを得るのは難しいし、難民受け入れに難色を示している現状はなおさら。だからこそ全然取り合ってくれない移民局がとてもリアルだった。
タリバンがどこから襲ってくるのかわからない緊迫感はとんでもなかったし、そんな彼らが実権を握ってしまった今、怯える無実のアフガニスタン人を救うムーブメントを起こしてほしいと思える映画でした。