このレビューはネタバレを含みます
映画館で鑑賞
2018年のアフガニスタン。米軍の曹長であるジョン・キンリーは任務でタリバンの武器倉庫を探す中、襲撃に遭い重症を負う。
彼を助けたのは同行していた通訳のアーミッドで100キロ先の軍基地まで運びキンリーは助けられる。
7週間後に回復したキンリーは助けてくれたアーミッドがアフガニスタンで危機を迎えていると知り、単独で救出に向かう。。
映画の半分以上は緊迫した状況が続くような場面が多く、敵に見つかるか見つからないかヒヤヒヤしながら観ていました。
キンリー曹長はジェイク・ギレンホールでなかなかに渋い役柄が見事に緊迫感を映していてとても良かった。
通訳のアーミッドはダール・サリムが演じていてはじめ見た時にハゲで髭がしっかり男だったのでジョン・トラボルタと見間違えるくらい厳つい風貌。
でも曹長を救うために時に心が折れかけてもしっかりとやり遂げる姿、奥さんや子供のために必死な姿はとても良かった。
戦場ものは日頃、好んで見ないが前評判で人間ドラマも描かれている事を知り鑑賞。本当にしっかり描かれていて見応えも想像以上でした。
キンリーがアーミッドと再会して、休む事なく救出作戦に移る中でも安心できる瞬間がなくずっとハラハラしていて、最後にヘリに乗った時に2人が目を見合って頷いているのが、とてもリアルだし抱き合って再会を分かち合うわけではない良さを今作においてはとても感じました。
アフガニスタンの町中や、何もない荒野の空撮もめちゃくちゃリアリティがあって映像としても素晴らしかった。
ガイ・リッチー作品には珍しく重厚なストーリーと見応えバッチリな戦場のシーンが良いし、何より絆や誓い、約束をとても良い描かれている素晴らしい映画でした。