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コヴェナント/約束の救出のEDDIEのレビュー・感想・評価

コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)
4.5
バディムービーの最高峰。
命懸けの救出作戦。恩には恩で返す。
当然のこと。
命を救われた米兵が「お前を救い出す」の精神でアフガン人通訳を救出し返す話。
周りは敵だらけ、こちらは己のみ。
妻の覚悟も凄い。
溢れんばかりの絆の物語に涙した。

「あなたの好きなロードムービー」という特集をTwitterの方で最近やりましたが、まさにこれでした。素晴らしいです。
あとは劇伴が最高。ずっとハラハラドキドキ。銃撃戦の音も激しく、まさしく劇場向きの作品。好きなところだらけな映画でした。
久しぶりにガイ・リッチー作品でハマったし、なんなら過去最高ぐらいに好きです。

とにかくバディムービーとして秀逸。
この映画は二段階なんですよね。
最初は曹長であるジョンと通訳のアーメッドが出会い、まずはアーメッドがジョンを救出するパート。そして、もう一段階は逆にジョンがアーメッドを救いに行くパート。
アフガニスタンの厳しい情勢の中で、彼らは四面楚歌。そんな中で無事で済むわけがない。

しかし、そんな命懸けの救出劇で、夫が生きて帰ってくるのかわからないというのに、妻の覚悟が凄すぎて鳥肌が立ちました。
ジェイク・ジレンホール演じるジョン・キンリー曹長の妻キャロラインを演じたエミリー・ビーチャムの佇まいがカッコ良すぎました。

あとは電話の保留のくだりは笑いました。
いや、むしろアメリカの法的整備や政府の怠慢とも言えるところで腹立たしくもあるんですが、それをガイ・リッチー節とでも言うのでしょうか。クスリと笑わせてしまうコメディ仕様に演出しているのは素晴らしかったですね。
2024年の偏愛枠候補です。

〈キャスト〉
ジョン・キンリー軍曹(ジェイク・ジレンホール)
アーメッド(ダール・サリム)
デクラン・オブラディ軍曹(アレクサンダー・ルドウィグ)
エディ・パーカー(アントニー・スター)
ジョシュア・ユン(ジェイソン・ウォン)
ジャック・ジャックソン(ジョニー・リー・ミラー)
キャロライン・キンリー(エミリー・ビーチャム)

※2024年新作映画24本目
※2024年劇場鑑賞25本目
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