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コヴェナント/約束の救出の235のレビュー・感想・評価

コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)
3.9
2024年16本目
アメリカ軍の曹長とアフガニスタン人通訳の絆を描いた作品。と言えば、聞こえはいいが、戦争映画はどれを観ても目を背けたくなる現実ばかりで、大きなため息の連続だ。本作は米兵ジョンキンリーと通訳アーメッドという個人にスポットを当てた作品だが、実際アフガニスタンには数万人のアメリカに協力した通訳がいて、アメリカからの特別ビザが降りない人が数万人いると言う。通訳に限らず、協力者と言うくくりで言えば、もっと大きな数だろう。そんな現実を想像しながら観ると、最後の救出劇も稚拙としか言いようがない。
と、厳しいことを言いつつ、アーメッドが不屈の精神でジョンキンリーを救った中盤にあれだけ時間を割いたのはとても良かった。普段、感情を全く表に出さないアーメッドが泣きじゃくるシーンにはグッときた。
あとやっぱりジェイクギレンホールが格好良すぎて、どの映画を観ても、それだけで心が満たされるのも事実。
イギリス人のガイリッチーがこんなアメリカの戦争映画も作るんだと意外だった。
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