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コヴェナント/約束の救出のSetoKCのネタバレレビュー・内容・結末

コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

ガイ・リッチー監督といえば、たくさんの登場人物が右往左往とドタバタして色々あった後に綺麗に収束するイメージがあったのですが今作はそんなイメージとは打って変わって冒頭から常に緊張感MAXな空気感で物語が進行していきます。
前半のタリバンから逃げる場面ではいつ敵と出くわすか分からない緊張感と変装がバレないかの緊張感とで常に気持ちが落ち着かなかったです。この場面は特にアーメッドがキンリーをひたすらに担いで歩く姿に涙しました。会って間もない軍人の為にそこまで頑張るのかよとも思いました。
後半はアーメッドに命を救われたキンリーが今度はアーメッドの役に立とうと奮闘する場面になるのですが、奥さんの存在が何より良かったですね。家までも担保にするから恩人を探しに行けと強く背中を押す姿に惚れました。
全体的にガイ・リッチーらしさが感じられないものの、軍隊のアクションだったり、タリバンとの対立をリアリティたっぷりで描いているのがとても良かったです。
素晴らしい作品でした。
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