ichikawaosamu

コヴェナント/約束の救出のichikawaosamuのレビュー・感想・評価

コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)
4.5
たとえ地の果てでも俺がつれて帰る。

アフガン戦線の砂漠地帯で負傷し、身動きが取れないアメリカ陸軍軍曹。彼は現地通訳人のおかげで生還する。だが、後に通訳人がタリバンに拘束されたことを知り、彼は再びアフガンに戻る。
(ここまで映画サイトからの引用)

戦争における現地通訳人って、全く焦点を当てた事がなかったけど、少し考えるだけでありえない立場にいる事が分かる。

雇われ主は敵国であり、自国に危害を加えるのだから。自国の友を裏切る行為になることを職務として行うのは厳しすぎる。心が正常で居られないと思う。アフガン戦線では、タリバンが自国を代表する組織かどうかの話はあるけど、それでも辛い。そうは言ってられないのが戦争。

軍曹が現地通訳を想って「恩義を感じずに生き続けることができない」という旨の言葉を発した時には、自分の中に何か込み上げてくるものを感じた。

そして、妻の夫に対する信頼と愛情にも痺れた。
ichikawaosamu

ichikawaosamu