虎の尾を踏む男達に投稿された感想・評価 - 10ページ目

能と歌舞伎と西洋音楽。

エノケン目的で鑑賞。
レコードでは沢山聴いているが、動くエノケンは僅かしか見ておらず、こちらの作品は初見。

最初、大河内傳次郎の弁慶は、やや背が低いように思えたが、人間の…

短い時間でシンプルなストーリーにも関わらずここまで盛り上げれるのはさすが！
戦時中の作品とはとても思えないです…！
登場人物はそれぞれ個性的で魅力がありますね！みんな強そう笑
ただ私の勉強不足ですが…

1980年8月30日、並木座で鑑賞。

黒澤明監督作品の製作順と公開順は入り繰りがあったが、戦争末期の映画製作には悪条件の中でつくられた作品。

この映画でのキーマンは、やはりエノケンだろう。
もし…

戦時中と感じさせないほどのクオリティー。

すごすぎる。
ずっと引き込まれるように見ていた。
セットも限られていて、源義経らが山伏姿に扮して関所を通り抜けるというシンプルといえばシンプルな話なのにめ…

戦時中に製作、終戦後に完成、って時点で色々ヤバすぎる。しかも戦争プロパガンダでもなんでもなく、ただただエンターテインメントで、これまたヤバい。源義経ご一行が山伏に扮装して関所を越える、というだけのも…

黒澤明監督がアレンジした『勧進帳』の映画化作品。
弁慶役は戦前の時代劇大スター大河内伝次郎だが、本作の真の主役は強力役の榎本健一。
それにしても物資の少ない大戦の終戦直前に、よく撮影できたもの。ちな…

「義経記」を下敷きにした能の「安宅」と歌舞伎の「勧進帳」が元ネタの映画。
表情や所作から伝わる緊迫感……。
映画途中の、顔がどんどん入れ替わる素早いカッティングが見事。
道化の強力が良い味出してる……

内容は古典的な勧進帳かな？強力役のコミカルな演出がなければ観るのきつかったな。歌舞伎や能のような形式美を楽しむような作品はなかなか難しい。

それにしても強力のメンタルが強い…あの空気感の中でへらへ…