A8

ザ・サイクルのA8のレビュー・感想・評価

ザ・サイクル(2016年製作の映画)
-
題名の通り“サイクル”が最後大きなオチを作り出していた。
偏見や差別そういった類のものによって犠牲者は出る。だがやはり自分の気づかないところでそういう植え付けがあるのだろう。いざ自分が死ぬかどうかというシュチュエーションにおいて冷静に判断して相手が撃たないことを祈って対処できるものは果たしているのだろうか。犠牲者も生まれてやってしまったものも本来なら味合わなくていいはずの罪悪感を抱き自責の念を抱く必要はあるのだろうか。どうすればいいのだろうか、、銃という武器が悪いのか、偏見が悪いのか、それとも判断がダメなのか、、、。

サイクルという題はまさにこの作品を素晴らしく表していた。そのサイクルを止めるためにはどうすればいいのだろうか、、非常に綺麗なオチで描かれていたのでシンプルかつ入ってきやすくとてもよかった。
最後の主人公の表情に救いはあったのだろうか、、諦めなのか、、絶望なのか、、。正義の気持ちを持っていてもこんなことになってしまうなんてほんとに寂しく悲しいことである。だが恐ろしいことにこれが現実なのであろう。

短編映画は侮れないなそんな気持ちをさらに加速させ確実なものした。
A8

A8